新造船トピックス
鹿児島~奄美群島(奄美大島・徳之島・沖永良部島・与論島)~沖縄本島(本部・那覇)航路で一般旅客定期航路事業を行なうマリックスライン(本社:鹿児島県鹿児島市、代表取締役社長:岩男直哉)では、2021年12月(予定)の就航に向けて、「クイーンコーラル8」(4,945総トン、1999年9月就航)の代替船として、新造船1隻(独立行政法人 鉄道建設・運輸施設整備支援機構と共有)を内海造船株式会社(本社:広島県尾道市)にて建造致します。
新造船(貨客船兼自動車渡船)は、全長約145m、幅24m、総トン数約8,000トンとなり、現行船(クイーンコーラル8)と比べて大型化により貨物並びに車両積載能力を強化すると共に、1機1軸推進システム等の採用により、現行船と比べ推進性能を向上させた環境にやさしい省エネ船となります。
船内施設は、「Origin(原点・起点))「Odyssey(知的探求)」「Overture(序曲)」の3つをキーワードに、使い勝手の基本に立ち返った明快な配置&動線計画、機能美を追求したオリジナリティー溢れるインテリアを基本コンセプトとします。
船の中央部には吹き抜けのエントランスホールを備え、現行船と比べてプライベート空間が確保された個室、(階段式)寝台を増やしており、また2等和室には個人エリアを確保した仕切り並びにフィッティングスペースの設置等、お客様のプライバシーを重視した客室設備としております。
高齢者、障害者等をはじめとした多様な利用者の多彩なニーズに応えるためエレベーター(ストレッチャー収容可能)及びエスカレーターを各2機備えるなどバリアフリーな環境で移動等が円滑に行えるように致します。
併せて、女性のお客様やお子様連れのご家族にやさしいフェリーを目指し、メイクアップルーム・授乳室・キッズルームを設置し、公共スペースにはシャワールーム、洗面スペースを備えております。
鹿児島~奄美群島~沖縄航路への新造船就航が、ますますの地域活性化、発展の一助になるよう、また、今後も安全で、お客様の思い出に残る楽しく快適な船旅を提供するとともに、地域の皆様にご愛顧頂ける新造船を目指します。
尚、今回の新造船建造にあたり、船名を一般公募いたします。詳細につきましては別添の募集要項をご参照ください。
新造船イメージ

船名一般公募について
新造船の船名募集にたくさんのご応募を頂き、ありがとうございました。選考結果については、 2021年6月下旬予定、新造船の命名進水当日に船名発表致します。
弊社のホームページやSNS(Facebook、Instagram)でも発表致します。
船名採用者(同名案が複数の場合は抽選)には、直接通知し、弊社ホームページにて発表致します。
応募期間:2020年10月20日(火)〜2020年11月16日(月)必着
船名募集要項PDF
新造船概要(認可申請中)
総トン数 約8,000トン
全 長 約145m
全 幅 約24m
旅客定員 655名
車両搭載能力 トラック約30台(12m)、乗用車約44台
貨物積載能力 10Fコンテナ約246個、20Fコンテナ約8個
主機関出力 12,000kw×1基
速 力 約21.0ノット